怖いけど為になる、ロシアの強制収容所博物館
ロシアというとシベリア収容所とか抑留なんてことを連想するお年寄りもいると思うんですけど、日本人としては歴史的関係性や共産主義、冷戦時代などもありネガティブなイメージはどうしてもあると思います。
そんな現実を直視すべく(まあ,しなくてもいいんですけど)、モスクワのドフトエフスカヤ近くにある、強制収容所博物館、ムゼイ・イストリイ・グラガに行って来ました。
ここです。
ロシアの博物館に珍しく英語の表記が沢山あり、ある程度展示内容が理解できました。300rbと芸術系の美術館より安め。(この間、現代美術館へ行ったらドラえもんやキティーちゃん見させられて1000円で根に持ってます)
えー、ここ?という暗い建物。入口どこだよ…。
まあ、書いてあっても読めないし、読めても意味わからなかったりしますけどね。へへへ。
最近作られたもののようで、後述しますがセンス良く作られています。
入ると右に受付とクロークがあり、コートを預けてゆっくり見れます。
(これ、鉄の引換券。実は意味があるんです)
地味ながらセンス良い展示
収容所のドアがアート風に。。。逆に不気味さを高めてました。
12/21はスターリンの誕生日で、それに合わせて何かあるか調べたらイベントは何もないけどここが出て来たのでした。それにしても怖いおじさんだ。
こういう演出、好きです。
他人の運命を簡単に変えられる非道な官僚システムを表現しているのでしょうか。
展示内容からわかったことは、スターリン時代に粛清したり沢山犠牲になったのは勿論なのですが、実はそれより前から収容所はあって、都合悪い人を捕まえたり鉄などの生産の為に人を駆出したりする手段として革命後の内戦の中で生まれた怖い仕組みだったらしい、という事。
またその仕組みが一種の産業となり工業化の燃料となっていたこと。怖すぎます。
収容所もシベリアは一部に過ぎず大多数はモスクワの他、都市周辺に作られていたのが地図で示されていました。 革命、内戦からソビエトになる過程で権力に関わる人たちの欲望や思惑から次第に歯止めが効かなくなり組織化されてしまったのでしょうか。
このエスカレートしていく様はドイツのホロコーストと共通するものがありつつ、ロシアのそれは自国民に対して長きにわたって行われたところに別の恐ろしさを感じました。
全体にセンスの良さが光るこの博物館ですが、ナイスだな〜思ったのはクローク隣のロッカーやトイレ。 クロークの鉄製の引換券は、収容所の労働の代表的なものが鉱山の労役であり犠牲者の一部を預かった様な重みがありました。
ちなみにこのロッカーの脇には博物館に携わったデザイナーさんたちの紹介が掲示されていましたがイケアやザラのように若い女性中心のようでした。
トイレの中も収容所風?な冷たい雰囲気で照明がこんな。
スタイリッシュに建物の中の装飾にうまく雰囲気を練りこんでいて素晴らしい展示だなぁ、と感心してしまいました。
(壁にもこんな感じの装飾が。)
ふー、 怖いけど来てよかった。
No.1? ソチのバー
夏場の措置は観光客でいっぱい、楽しい雰囲気に包まれて夜も楽しい雰囲気らしいのですが、今は真冬。 営業してない店も多く何より人気がありません。(働いている人たちはいる)
そんな中、ネット検索を頼りにフラフラ歩き回って見つけたのがこちら。
実際は写真よりだいぶ暗め。隣のビルの方が明るくて、やってないのかと思うくらい暗。。。中を覗くと2名お客がいたので入ってみました。店内はアメリカンなスポーツバーの雰囲気。
開店休業な雰囲気の中、女の子が1人で切り盛りしてました。
スターウォーズ最後のジェダイ封切りが週末に迫っていたのでムズムズ…
普段は十種類以上のドラフトがある本格ビアバーらしいですが本日ダークエールが二種類のみとのこと。でもこれすごくうまかった。
つまみは本日、ナッツとサンドイッチしか出来ません、とのこと。
でもこれが激ウマ…大して腹も減ってなかったのですが幸せな気持ちに。
場所はこちら。
地形的に谷間になっている場所で高架となっている道路から降りた所に有り少しわかりにくい場所。
Beer no.1 kmomsomolskaya (モスクワにある地下鉄の駅の名前) となってますが実際店に書いてあるのは違う名前でした。
モスクワにもNo.1 で始まる名前のバーを見かけたのでこっちの人はこういう名前つけるの好きなのかな? カフェとかも面白い名前の多いし。
ちなみに近くの海岸沿いは観光向けの飲食店やお店が並ぶ商店街になっていて良い雰囲気でした。人がぞろぞろ歩いてたら楽しい雰囲気だっただろうな〜。
ソチを見渡す。 公園パル・クデンドラリと山の上の物見台アフン
黒海の方に面した海岸沿いの街、ソチの背後には高い山々が連なっていてスキーリゾートのロザ・フトルなどオススメですよ、なんて言われてはいたのですか遠いし、寒いモスクワから太陽求めて来たのに寒いところに行きたくない。
でも、高いところからソチを一望したい。
調べたら二つ方法を発見。
一つはソチ駅の東に何キロか行ったところにある有料公園。ジョギングでお金なくては入れず悔しい思いをしたあの公園!
もう一つは空港との中間くらいにある高地アフンにある物見台。
公園はパルク・デンドラリ・フ・ソチ という名前の庭園?公園。
公園全体が傾斜していて北に行くほど高くなっています。
ソチの街を一周走ったとき、この公園は北に行くほど標高が高くなるソチの中でさらに少し高い小山に見えました。
自分で歩くのめんどっちー、もっと高くから手軽にみたい!時はロープウェイもありました。入場料と同じく250rb
公演入ったら小さな伊豆シャボテン公園な感じでダメダコリャ、でしたが南側の別棟(入場券の半券必要)にはバラ園や巨大な水鳥がいたりトータルで納得。
街を一望できるほどの高さでは無い…
ロープウエイの駅はビル五階建てくらいあったのでそこからは良さそう。
(一番北側まで来るとジョギングで通ったあたりが見えました。寂しい景色ですがこれもいい思い出。)
そんなわけでここは時間が余ったらくる、くらいの場所かもしれません。
さて、もう一つのアフン。二番のバスで中腹まで行けるのでそこからは走って登ることも考えましたが、どうせならご来光見たいよね、という事で早朝にバスで近くまで行きそこからヤンデックスタクシー(uberみたいなの)を呼んで節約作戦で出発。が、二番バス待ってると日の出逃しそうなので近くまで行くバスで。。。
(この時には早く着いたら走って上がっちゃえ!見たいな軽い考えが有りました。地図で見ると高いけどつづら折の山道は距離が長いことを忘れてました。反省。)
降りるタイミングを間違えてまさかの終点。なんか、真っ暗なところに下されました。怖いので街頭の方に移動して。。。
ヤンデックスタクシー呼んだら地図上で通りすぎて行きます…がタクシーの気配なし。
そのはず、ここは高架の下の駐車場でした…。どうやら鉄道駅の近くで通路入口近くの警備員さんに聞いたら、言葉が通じないながらも無理だからタクシー呼べ!だそう。
旅人を心配するかのように見守る野良犬。。。
そこにたまたま休憩に来たタクシー発見。そう、ここは人気のない駐車場。運転手の隠れ休憩ゾーンなのでした。 目をつぶり疲れ癒そうとするタクシーさんにお願いして山中へ!
コーフンする!間違えてややこしくしただけなんだけど…。
因みに行きはバス代含め500rb程度。
山を駆け上がるタクシー、明るくなってくる空。間に合うのか日の出?
目的地に着き、50mほど走って物見台へ。
かなりごっつい塔。
無情にも入口は施錠され番犬吠えまくり…怖い〜。
と、ガタイのいいおじさんが後ろから声を変えて来ました。金払え的な?
どうやら入場料100rb
お支払いしたら入口を開けてくださいました。 ゲートキーパーだったのか!RPGみたいだ〜、感激。
これ実際は帰るときに撮ったもの。来た時は日の出前で寒い中凍えて待ちました。
おお、太陽が…
日の出前の美しさ、プライスレス…
ご来光。
物見台てっぺんの後ろ側。足が竦みます…
戻ったらタクシー運転手さん、暖房かけて待っていてくれました。感動2倍3倍。 寒いから助手席に乗りな!ってもう本当に有り難かった。超冷え切って震えがきてたので〜。
いい旅の思い出をありがとう!
アフンの日の出や日没はオススメですよー。
【注意】
帰りのタクシーで山道を下る時、何匹も野良犬がいました。 やはり走って上がるのは危ないかも。 トレッキングでも車危なさそうだしここはタクシー一択な感じです。
了
ソチでランニング
オリンピックの街、ソチ。
(アプリにバグが多く、書くのに難航しております…文章が消える〜)
あったかいし、走りますか!とウキウキ出かけましたが大失敗。
走る前にオリンピック村は見てしまったし、本気系の人が走っててて恥ずかしいし、道はまっすぐで割と単調だしぃ〜、っと市内ランにしたのが大間違い。
当初、大きな公園があるのでそこをぐるりと回った後わ市内を回って、と思いお出かけしました。
おお、良い感じの公園が!しかし、まさかの有料。 モスクワでもあったこのパターン。
持ち合わせがビミョーに足りない入場料250rb…
地図だとそんなに大きな公園でもないのに…ブツブツ…。
迂回してソチ駅を目指すことに。
いい感じ〜。
敷地出たらすぐ殺風景に…
西に行きたいのに道が北へ北へ
西向きになったらさらに殺風景。左側は入らなかった公園か??
市場で写真撮ったら叱られました
気がつけば山の上。写真に左にはゴミ処理場が…夏はくさそう
下りになって来た…このまま行けば駅方面なはず。
川が買って行き止まり。迂回したら市街地に謎の要塞!と思ったらハリボテの個人の建物らしく。
側面は予算なかったのか古い住宅?のまま。
要塞は攻撃もなくスルー出来ましたが道がくねくねしてて思うように進めません。
また坂道。
川に阻まれ迂回しているうちに教会にたどり着き、その先は神奈川県を連想させる掛けっぷち住宅街。様子が恐ろしくなって来ました。
だんだんと野犬や番犬が多くなり走ると危険な状態に。行き止まりが多くて行ったり来たり。ある意味不審者。
家と家の隙間にある路地を発見して崖のエリアからの脱出を図ります。このとき12km。暗くなって来て焦って来ました。。。おりてからは人気があり一安心。。。犬はいるのであまり走れず。。
最終的にはコトなきを得ましたがかなりヤバかったです。番犬が興奮すると大人しい野犬も興奮しだしたりしてスティーブンキングの小説みたいでした。
海外、特にロシアでは市街地やわからない地形はさけ公園迂回も厳禁です。今回はそうでもありませんでしたが、巨大な公園で途中森や危険な所でも柵がなく知らずに危険エリアに突入、とかありますので本当にヤバいです。
生還後、深く深く反省いたしました。。。
(トータル15kmだけどハーフマラソンよりきつかった。。。)
ロシアの日常な食べ物色々
なにか、悲惨でつまらない食生活を想像してましたが、あれこれチャレンジしているうちそうでも無いことがわかって来たロシアの食事情。
勿論日本と同じなことを期待しても仕方ないし、それ、ここに来た意味ないので面白がったり珍しがったりしてますが。。
キャビアもどき。
入れ物は素敵で1000〜2000円。ちょっと生臭さが気になりあんまり美味しくもないかな? パンにバターと一緒に乗せて食べたりするみたいす。
大量に人参の千切りみたいなのが売られてます。ロシアの人は人参好きすぎ。試しに買って食べたらナムル。韓国人参、みたいな名前らしいです。ごま油入ってないのでもう一つなりない感じ。ごま油は食習慣に無いそうです。
精鮮食品は経済制裁受けてて大変とかネガティブなニュースを嬉々として報じるメディアの印象とは全く逆。
特に果物は豊富で安いしうまい。むしろ鎖国気味JAや流通支配で画一的な日本の方が残念な印象。 一人当たりの果物消費はロシアの方が上なんじゃ無いかな?
これはソチで迷い込んだ市場。
写真撮ったら叱られましたがツーリストなのがバレて許してくれました。 おー怖。
市場の人々、おそらくほとんど外国人起こったのには理由があるんでしょう。
それにしても経済制裁しても生産者、売りたい人がたくさんいてしかも必需品。 国同士や利権団体の都合でダメダメ言っても、やはり無理があるよなぁ、と言う感じ。交易は富の礎だし財産の管理は基本的人権でしょうに。
肉類は酪農国に囲まれ自国も生産してるのでとにかく種類が多く、これも安くてうまい。
ただしチーズはお高め。歴史的にあまり伝統がないそうで。生ハムとかチーズの高級なのはフラン、イタリアなど地中海方面なイメージだし、発酵管理には寒すぎたのかな?
あと健康意識が低くく、広告に対してもウブな人が多いみたいで、ダメな感じの甘いものが多いのが気になりました。ある意味4,50 年前の日本みたいに外国製品の広告でやられてる感じ?
ヨーグルトとかシリアルとか…ほとんど甘ったるいのばかり。 子供の頃の日本を思い出します。大量の量り売り菓子のコーナーがあったりもするので、有識者が頑張らないとアメリカみたいに病気の子供が増えちゃうぞーー。
ビールは内外のものがずらり。多すぎてすべてはわかりませんがぱっと見でもドイツ、チェコ、ベルギー、アメリカ、中国など。(日本のは見かけず)
コーヒーブームで家電の花形はエスプレッソメーカーな様子。 なのでコーヒーも家電ショップにたくさんあったりします。市場に行ったら業務用ミルやLavazzaを扱うお店もありました。とにかくコーヒーブームな様子でコーヒーショップもたくさんあります。
惣菜関係。 ストローバヤにあるような家庭料理が量り売りで売られてたりします。 なぜかチキンが柔らかく旨くて小さいスーパーでもチキン丸焼きとかあって毎回悩む。。。
【酒類】
ビールは最近まで炭酸飲料扱いだったこともあるのか、酒税が無く激安。 500mlで100-200円。なぜか輸入物の方が安い印象。
味はサッポロ系が多く私好み。 バドとかもあるけど激安。スーパードライとか発泡酒がないのが偉い。国際競争激しい時代に、 わざと品質悪いもの作らせる政策とか、日本くらいでないでしょうか。
ワインはこれは制裁が効いているのか、まだ市場が未熟なのか1000円くらいのを買うと、まずぅ〜っ、って感じ。臭かったりあんまり日本に出回らない品質かも。 3000~5000円のはスーパーなんかには少なくて、ある所は入り口に別の警備がいたりします。ラベルも裏はロシア語。ワインに詳しくないせいもあり、種類はたくさん売られているけども知らないものばかり。
ウイスキーは種類少な目ですがジャックダニエルとかテレビで広告出してるくらいのはよく見かけます。 売り場見るとこれ系はどっちかと言うとブランデーやコニャックが好みなのかな?と言う感じがします。
【外食】
全体的に感じるのは
価格=value(サービス&味)
の反比例現象。
レストランに行くと大体あまりうまくもなく、サービスも嫌々が丸見え。特に残念なのが白系ロシア人ガールのウエイトレスの態度の悪さ。アメリカもそうですが底辺とされる仕事だけど人種のプライドが芽生える残念なパターンは高めのお店であるある現象。 えぇー、この味とサービスに金払うの?と言うのに遭遇する覚悟はそこそこ必要。
逆に安いお店は店主がオーナーだったり日銭見ながら頑張ってる商売人なのでナメた態度とかアジアンフェイスでも遭遇したことありません。まあ、プロだし使われて作業してる人と仕事をしてる人の違いもあり相手見て対応してくれます。
しかし、同じ共産国、中国だとイヤイヤやってる人多かったり、タイやベトナムだとみんな頑張ってて態度も良くて全然違うんだよなー、やっぱ根っこは親の教育と宗教なのか???
それと行かないほうがいいのは寿司和食もどき。大抵中国か韓国系、メニューに謎の炒め物があったりで寿司はなんちゃってクリームチーズ巻き。。。話のネタとして行く以外の価値はないかな?
(庶民派寿司レストラン、タヌキのクリスマス巻き。 この店は安くてまあまあなのが出て来ます。が、やはりローカライズされていて上に辛味噌が乗ってたりとか、創作寿司多め。)
外で食べ歩くとだんだんとわかって来たのがロシアの人はあまり様々な味、スパイスや旨みなど使う調味料が限定的な感じ。北の国の人全体に言えるんでしょうけど、もともとないものばっかりだもんね。。
パシフィックなアジアンフードは縁遠いので、比較的近くの中東わ中央アジアのエスニック料理屋食べてウマー、なのかな?と言うのが僕の中での定説となって来ました。惣菜とか大衆レストラン?みたいなのは串刺し肉がよくあっていかにもな感じ。
また、割高感はあるとはいえ現地の人に連れて行ってもらうと、それなりに良い店があってそういう店だとワインなんかもうまかったりします。 特に今風な様々な食材を組み合わせたサラダとか、ライトな薄焼きピザとかは生のエールが何種類もあったりするので超幸せ。(まあでも、ビールのレベル比較で食べ物は負けてますが)
(モスクワに何店舗かあるステーキハウス トッロ。サービスよしなカジュアルなお店でワインも種類沢山あってハウスワインなら2000以下とリーズナブル。でも、念を押さないと焼き過ぎの肉が出て来たりします。ルーブル安もあり、昔と違って1人一万円以下でも楽しめる店が増えて来てます。)
ビールは20種類以上のエールがあるビアバーもあってさすが酒とパンの国、と言う感じです。ドイツから輸入が多いのでは?というのは知人から聞いた情報。真実やいかに。
(エールが20種類以上!日本だと日本酒がたくさんあるのと同じでしょうか。)
モスクワからソチへの行き方
モスクワから南に1600km、飛行機で2時間半の黒海沿岸の街ソチ、太陽無きモスクワの冬から逃れてやって来ました。
【モスクワからソチへの行き方】
タクシー、空港エクスプレス、バス(308)のどれかになると思います。
モスクワ中心からタクシーはヤンデックスタクシーなら約1000rb, エクスプレスは500rb, バスは125rbくらい。
バスとエクスプレス両方使って見てスーツケースあるならエクスプレスかタクシー、荷物がかさばらないならバスかな?と言う感じ。と言うのはエクスプレスとは名ばかりで40k程度の距離を直通で行くのに47分。実際もっとノロノロしてて出発までの待ち時間とか入れると1時間以上かかりました。 時速何キロ??
地下鉄Paveleteskaya から乗り換えも外に出て800m?くらいは歩くのでまあまあ時間もかかるしスーツケース有りは厳しそう、タクシーの方が良いかも。
バスは帰りに試しましたが空港から地下鉄2のdomodedovesksya まで20分。バックパックなのでおっそいエクスプレスより楽に感じました。トロイカ乗り放題カードなので気分的には無料で空港から帰れた感じでした。
バス使うときはgoogle map経路に従いつつ、yandex のバスアプリ入てれば楽勝です。
(以下はエクスプレスで行く場合)
行きで使ったのはエクスプレス。
飛行機はドモメドヴォ空港からS7(シベリア航空)で。何と往復6000円…特別やすいのかと思ったら普通らしく。
空港までは地下鉄環状線のパヴェレツカヤ Павелецкая から鉄道乗り換え、 パヴェレスキーレイルウェイ駅の空港エスクプレスでいきます。
空港エクスプレスは駅の左奥にあるので駅に入ってすぐのチケット売り場は無視して左に進みますと通路の床や天井に赤い飛行機のマークがあるのでそれを辿ればチケット販売機にたどり着けます。
入り口はそこからすぐですが列車の準備ができるまで扉が閉ざされていてホームに出れません。
チェレメーシボ空港のと同じく500rbで、乗ったのは二階建ての見るからに新型車両。
この電車、その見た目と名前のエクスプレスとは名ばかりでノロノロ運転。 2時間近くかかり平均時速30km/h以下? ご利用は計画的に。
駅から空港は少し離れていて外に出て歩かされます。バックパックだったので気になりませんでしたがスーツケースだと嫌かも。
空港はあまり大きくなく国内線なので入って航空会社デスク探してチェックイン後に二階へ。
売店、飲食店が並んでいて美人スレンダーミニスカガールがKFCの割引券、イケメンボーイがМуМу(ムームー)の券を配ってました。 まあ、嫌いじゃないのでKFCゲット。
売店は土産物はアホみたいな値段なのでご注意を。
(普段の二、三倍の値段…板チョコ一枚400円て一体…足元見過ぎ)
上がって右奥と真ん中にゲート入口のチェックポイントがあり荷物検査して通過。通過後も売店や飲食店、スマホ用のバッテリーチャージャー台がありまあまあ時間潰せます。
使った充電台はUSBコネクタが全て壊れていました。 いかにもちゃちくて他に移動しても同じだろうと諦めました。 ヨーロッパ仕様のコンセントタイプのを持って歩きましょう。
乗ったS7、エンターテイメントサービスはないですが2時間半なのに無料のサンドイッチとドリンクサービスがありました。
チキン頼んだらパンがパサパサであんまり美味しくなかった。帰りにチーズの方頼んだらこっちはアリ。
文句言いつつも、こんなのも小さいイベントながら時間潰せて助かります。(笑
白く雪化粧の山脈や黒海が見えてきました。
初めての黒海〜、全然黒くない!
金の輪 コロムナへの行き方 と定食屋の美女
モスクワから東へおよそ100kmにある田舎町コロムナ。
日本でいうと川越小江戸とか小田原城みたいな感じなんでしょうか、現地の人は好きみたいで有名らしいので行って見ました。
ちなみに金の輪って言うのは、ロシア周辺にある伝統的な様式を残した古い町の総称らしく他にもいくつもあって観光地化されている模様。
今は寒い寒いオフシーズンなので期待はせず、"世界の車窓から"を楽しむのがメイン。
電車でヤロスラブスキーバグザール(バグザールっていう鉄道の駅って意味らしい)から。コロムナまで何百キロかあるのに500円弱。安っ!
他の場所からだったので途中の駅から乗ったのですが10-13時は昼休みらしく窓口お休み…
しかし、窓口の前でワイワイ騒ぐおばちゃん達に嫌々対応…ついでに私にも対応。(笑
(ピラピラの乗車券。無くしそうでハラハラ。)
鈍行で40くらいの駅があり2時間くらいかかりました。 乗ったのはレトロ車両で乗り心地はイマイチ。でも3x2の対面シートは外国で旅行してんな〜〜、とムード満点。
車窓は単調でヨーロッパのようなうねる麦畑とか素敵田園は冬のせいか(夏もニジニ行った時そうだったけど)全然なくて寂しい木々が並ぶ風景。 しかし、途中たくさんの物売りが来るので割と退屈せず。
(我慢できず購入。車窓はグレー…)
全部覚えてないのですが、飲み物、アイスクリーム、車に貼るシール(スタッドレスマーク?)、文具ファイル?、ぬいぐるみ、懐中電灯、などなど。モスクワからの電車だけど、途中途中の不便な地域の生活の足なんだろうなー、とか想像。モスクワ行けば何でも売ってますし、アリババの通販もよく使われてて何でも売ってるみたいだし、本当に商売になってるのか心配になります。
コロムナが近づいてきたので出口に行くと遠くに教会群が見えてきた!うおおおお、なんかいい雰囲気。 すでに人気の秘密納得。青や緑、白い教会があちこちに。。
到着して車外に出ると…
電車降りでびっくりしたのが改札通らずに線路に降りてショートカットする人が何人も。…
ここ終点かと思ったら無法者が居なくなってから電車出発。 ホーンも鳴らさず優しい電車です。しかし危ないんで無いの??
すでにかーなり薄暗く。曇ってるしでいつも薄暗いから時間のせいかもはやわからず。ロシアの冬は薄暗いのだ〜、と諦めつつ夜景に期待してわざと遅く出たのだ。待ってても寒いしね。
電車降りてトボトボ歩いてる順に見ようとか思いましたがかなり距離あるので行きはタクシーでまず本体のクレムリまで行くのがオススメ。
軽く考えてて、また暗くなってライトアップされた教会取るんだもん、ぐへへ、とフラフラ歩きましたがオフシーズンで通りはほとんど人気なし。
街並みが古いのもあり怖かった…やはり外国アウェーですから無理禁です。なにもなくてよかったけど。
(おそらく、晴れた日に人気があればすべて素敵なんでしょうけど、怖い怖い)
駅近くの青い教会は帰りに見ればいいや,とその先の白い教会へ。 敷地への門は開かれてますが教会はお休み。 なんだよ〜。
(階段上のドアは閉ざされており。。。)
鐘楼入り口は上がれそうでしたが怖いのでパス。つーか不法進入疑いありだしね。
そこから昔雰囲気な民家を通ると遠くに橋と教会が…しかし遠いな。。。しかしもうタクシーがある雰囲気でもなくヤンデックスのアプリが田舎で役に立たないのは体験済み。
日が暮れそうだし寒いしでダッシュで教会へ。
なかなかいい感じの教会、修道院のようで年老いた尼さんがいて中に入れて電気つけてくれました。撮影禁止なので軽く見て頭下げておいとま致しました。
(夏の天気の良い日に見たら可愛い感じの修道院)
ライトアップすればいいのになぁ、オフシーズンだから意味ないか。人住んでるの?ってくらい本当に人気ないし…。
街の雰囲気怖すぎるので暗くなる前にダッシュで再び街の中心へ。
戻る頃には真っ暗。まだ4時台なのに。。。モスクワも真っ暗になるまで街頭点かないし、と大きく構えて歩いてましたが結局点かないところはそのまま。
いや〜、綺麗でした。来てよかった!!
帰りに見つけたストローバヤ。
薄暗くて超入りにくい!
ロシア美人かお出迎え
ここ一択でしたが安くたうまくてナマズみたいな店主も意外に親切でよかったです。約2人前頼んで500円弱。お値打ち!