おはロシア生活

おはよーロシア,生活日誌。  モスクワからコニャニャチワワ。

モニノ航空博物館

氷点下雪の舞う中、モスクワの東にあるモニノ航空博物館に行ったので、これから行きたい人のために記録として書いておきます。

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少し行きにくい場所ですが、航空機ファンでなくとも 冷戦時代に男の子だった人は楽しめること間違いなし!

それとモニノはモスクワ中心部からそう遠くない(30kmくらい?)のに随分寂れた昭和な感じの所で、ロシアのリアルが見えて一粒で2度美味しいパターン

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バスルートではツンドラ?地帯もあり。

 

- 施設の詳細

MONINO (Монино )にあるあるソビエト時代の航空機の博物館。 正式名称と住所は

 

    ツェントラリニ・ムゼイ・ヴァエンノ=ヴォスドゥシュニフ・シル・ルフ Muzeynaya Ulitsa, 2, Monino, Moskovskaya oblast', 141170

 

【行き方】

電車、バス、タクシーで行く方法があります。 電車で行くのが速いと聞いていましたが、モニノ行きは本数が少なく難あり。

行きはバス、帰りは電車で帰りました。モスクワの交通渋滞は酷い時があるので時間帯や曜日により、と言う感じでしょうか。タクシーは試してないけどUberなら中心部から1500円くらいで行けるかも。

 

距離の割にすごく田舎で現地の人に聞いたら行ったことない、何処よそれ?な感じで駅員も電車がどれかパッと出てこない?メジャーな場所ではない様子。google map のルート案内で調べて行くのが正確そう。

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(行きにgoogleが教えてくれたルート)

 

- 電車

地下鉄環状線のコムソモリスカヤ駅にある鉄道駅、ヤルソラヴスキー バグザール駅が始発駅でここから1時間〜1時間半。金額は往復で264rb

 

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(猫耳キャップのギャルをよく見かけます。

下はカッコいい二階建て客車。乗りたいけど何処行きかな??)

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距離の割に時間が掛かるのは遠回りで運行もゆっくりなため。

席は対面式6人掛けで車両の端はドアが自動で閉まらず寒いし臭かったりするので車両の真ん中がオススメ。

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(端っこが臭いのはトイレがあるから。降りるときに気がつきました。あー、トイレ我慢してたのに臭い損だ〜!)

 

で、この電車、始発なのは良いのですか本数が少なく10時の次が13時とか、よく調べていかないと旅人には厳しいダイヤ。

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(右のとんがり屋根がヤロスラブスキーバグザール駅、左は地下鉄出口の建物。高いのに入口はない❗️)

 

複数ある駅はすべて同じ敷地にあるとかと思ったら、道路を挟んでメトロと分かれていて、乗り換えがひじょーにわかりにくい。しかも駅舎など通過するたびにバックパックなど手荷物検査があるので時間が意外とかかります。

そんなわけで、このルートでは時間に余裕を持って行く必要あり。

 

《電車の乗り方》

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(愛想のいい窓口お姉さん。発車が2時間先なら教えておくれよ…)

 

- チケットを買うとき

    Do 目的駅  

と言うと通じます。 

- お金払うと出てくるペナペナのレシートみたいなのが乗車券。無くさないように!

- レシートのバーコードをゲートのリーダーにかざすとゲートが開きます。分かりにくいので注意。

- 出るときもバーコードチェックあり(地下鉄と違うところ)

- 切符買うときに往復で?って聞いてくれたりします。 往復券のいいのは帰りにドキドキして、切符買わずに済むところ(笑

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 (こんなのがチケット。と、バーコードリーダー。動画も撮ったんですけど、はてなブログに貼る方法あるのかな?)

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構内には複数のチェットブースがあり、モニノ行きは一番奥、線路への出口手前の広い場所。

別室みたいな場所のブースは特急らしく、ここじゃないよ!と追い払われました。写真は入口付近のブースでこれまた別の路線? 行った時は無人でした。

 

【注意点】

- モニノ駅の電光掲示板が一部壊れているの

- ホーム番号のシステムが日本と違う

- ターミナルはチケットブースが複数あり行き先、路線によって場所が違う

- レシート見たいなのがチケットで印刷のバーコードを出入りに使う

 

わからなかったら悩まず、まずは駅員さんに聞いてしまいましょう。

帰りの電車、時間がわからず駅員さんを煩わせてしまいました。 こちらが言葉がわからないのを察してメモにプラットフォーム番号と線路番号を書いてくれました。

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書いてもらった時刻から、目的の電車は電光掲示板が壊れていて目的地が表示されてないことが判明…

 

で、これもメモからわかったのですが、日本だと数字が線路ごとに振られていますが、こちらの鉄道はホーム番号、線路番号が別にある様子?

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鉄道は路線自体は単純そうだけど、表示が分かりにくく、メトロよりも慣れが必要な感じ。

同じく分かりにくかったベトナムの鉄道もこれがお手本なのかなー?なんて思いました。

 

- バスで行く方法

 

Googleが教えてくれたルート。黄色の地下鉄路線 Provo駅近くのバス停からmonino 方面のバスが出ています。(googleによれば25分間隔)

番号は886k, 587k、ミニバンなバスで1時間ほど。金額は片道90rbでした。

バスって難しい感じがしますがモニノ行きはこの方が簡単。

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あとで気がついたのですが、Minoni駅から博物館まで2.5km強。 歩く場合はMinoniよりいくつか前の停留所が近そう。google mapで確認しながら大通り沿いで降りた方が良いかも。。

バスの運ちゃんは総じて親切、始発駅なら待ち時間に相手してくれるので地図見せて聞くのもあり。

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(真ん中、道の窪みのところが博物館、画面下部の黒い駅マークあたりが最寄り停車駅?)

 

【モニノ駅から博物館へ】

氷点下の寒さの中、歩くにはちと遠い…駅からYandex taxiを試みましたが周りに車ゼロ…田舎すぎるもんねぇ…。

仕方なく殺風景な団地の中を歩いて移動。

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google map では入り口表示はなく広い博物館の入口がわかりません。

仕方ないのでズンズン歩いて行くと廃屋。。。

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ゲートが閉まっていてかに進めないのでクランク状に迂回して博物館を目指す。

 

博物館は木々の間からうっすら見える程度で街路樹に"博物館は➡︎"みたいな紙が貼ってありましたがロシア語…もしかして?思って行くとビンゴ! ホッとしたのなんの。

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(通りから脇道に入って行くと博物館があります。木々の間に、かすかに見える)

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施設エリア入口。

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博物館の受付のある建物。ここと隣が第1部、こと建物の向かい側が第2部。

 

 

【帰り方】

博物館から駅まで歩くのは嫌じゃ〜、ということで売店のおばさんに聞くとロシア語わからないわたしに一生懸命世話してくれました。

正解はチケット売り場の人にタクシー呼んでもらう、だったようでお世話かけてごめんなさい。

ここから駅までタクシーは70rb。呼びつけて申し訳ないので100rb。あんまりこういうことするの他の人に迷惑なんだよねー、でも助かったんだもん。感謝感謝。

 

【航空博物館の全貌】

 博物館は二部構成になっていて、チケット売り場につながっている複葉機など黎明期の部屋とその隣にある大戦期の航空機がたくさんあるハンガーが第1部。

 

そこを出ると外の道に戻るので反対側左にチラ見えしているヘリの方へ行くと、ジェット機の展示場所の入口。モギリのおばちゃんにチケットを見せて第2部へ。

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(これは第1部のハンガー)

 

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(第2部入口。第1部のハンガーのお姉さんが出てきて教えてくれたけど、ノーヒントじゃわからないよー)

 

第2部も奥の方にハンガーがあり、安定の分かりにくさ、開けて良いの?雰囲気な入り口を開けると、ここは古い飛行機たちがいる部屋。

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(よく見るとドアが…)

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 置いてあるものはものすごいのに,とにかくテキトーで物販もやる気無し。お茶の自販機すら無い。。。 機会損失が止まらない共産主義マインドがここでも爆発しておりました。 

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(え!捨ててあるの?)

 

Mig25 ,35やsu27 などの戦闘機はもちろんマニアックな形状の超音速機や大型輸送機、輸送ヘリ、ハインドなどマンガで見て驚愕した超兵器ズラーリ。がしかし、雪と寒さのせいか、今まさに朽ち果てて行くような悲しい光景。。。

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幻の超音速旅客機!上がる!! 

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スホーイ!カッケーー!

 

あ、そうそう、入館料は200rb。安すぎる〜。

 

【駅での道草】

帰りに時間調整でお茶でも?と駅前を見ると寂れた商店街?しかなくカフェの文字につられて入るとコーヒー豆屋さんだったりで途方にくれます。 が、駅から博物館がわを見て右手に行くと小さい総菜屋さんがありイートインでくつろげます。 

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注文はガラスケースにある現物を指差すコージーコーナー方式。

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後で他の人を見てわかって悔しかったのが、これ以外にボルシチやコーヒーなんかも注文可能知らずに冷えたミネラルウォーターのボトル注文しちゃったよ!

料理はなかなかうまくてトイレも貸してもらえました。ここ一択ですが安いしオススメです。

セルフっぽいの美味しかったら、「オーチンフクースナ」と言って片付けて帰りましょう。(笑

 

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駅前商店街で話しかけてくれた品の良いおばちゃんの後ろ姿。  言葉の壁でイマイチわからなかったけど、

"ここにきたら博物館見ていきなさい、素晴らしいわよ"

って言ってたと思う。旅の中でだんだんと意思が通じるようになって行くのが不思議。(気のせい?)

 

やっぱり田舎に行くほど人が親切になるのは何処の国も同じ。これがあるから旅は楽しくまたきたくなる。 おばちゃんに感謝。

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モスクワに戻る頃には真っ暗、まだ5時前なのに。 博物館の分かりにくさは閑散期でだーれも客が居ないからだったのかなー、なんて帰る道すがら思いました

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