モスクワでの買い物 その1
海外旅行で楽しいのが買い物。 私の場合、スーパーや市場で食品売り場を見るのが恒例だったりします。
【高級系】 普段デパートに行かないわたしですがモスクワでは違います。 理由はトイレ。 クッソ寒いのにコンビニなし、駅にもトイレ無し。。。一体この地の人はオムツでもして生活しているのでしょうか・・・。 逼迫した事情から編み出したのがデパトイレの術。 しかしながら同じことを考える人が多発するのか、有料な場合もありました。 事が事なだけに有り難かったですが「チッ!」って怒ってUターンする若者も多数。そりゃそーだよねぇ。。
GUM ГУМ (オクホトニー リャト駅 Okhotny Ryad Охотный ряд 他) モスクワで一番有名なデパートといえば、赤の広場にある GUM (グム)でしょう。 ここは外観も美しく中もおフランス?な感じでいい雰囲気なので1度は訪れたい場所。 デパートの三階にあるソビエト時代をモチーフにした定食屋もリーズナブルかつ美味しいのでおすすめです。
トヴェルスカヤ ウーリツァ
クレムリン前正面の大通り。 この通りには高級ホテル、政府系のビルや有名店がポツポツあります。 手前のトヴェルスカヤあたりからクレムリンに向かって歩いていくと下り坂になっていて良い景観が楽しめます。
赤ちゃん顔で有名なあのチョコレートのお店もありました。
オホトニ・リャト Охотный Ряд クレムリン前にあるデパートで地下にあって入り口がしょぼいので半地下商店街?という感じなのですが中に入ると広いモールが広がっています。 ここはトイレが有料なので注意(40ルーブル)。 ユニクロが入っていて値段は日本の5割増し〜2倍位でバカバカしい気もしましたがフリースをゲット。その後大変助かりました。いや〜、安定のクオリティ。(笑
エヴロペイスキー (キエフスキー駅) Европейский なかなか高級(というか派手)な作りのデパートで電飾エレベーターや噴水ショーが中央にあります。 40万円以上するフルオートエスプレッソメーカーが売ってたりなかなかバブリー。 ちなみにトイレは無料。 Google マップ
【量販店】
АШАН ASHAN (チェーン店) モスクワにたくさんあるショッピングモール型の量販店でイオンモール+カルフールな感じのお店でスーパー以外にZARAのようなお店も入っていたりします。 基本made in China ですが日用品はディスカウント価格で売っていて重宝。 値段は2倍にすると大体円と同じ。 バターは100g や500g色々なパッケージがあります。 絵がおかしい! スーパーに来て驚くのはパンの種類が豊富で安くてうまい!バターも大量に売ってて100g100円弱。 サワークリームやクリームチーズ、カッテージチーズも安くていろいろな種類があるのですがゴーダみたいな、ヨーロッパ的なチーズはなぜか高いのがちょっと不思議でした。 品揃えも単調感がありチーズやサラミは隣のポーランドのほうが幸せかな?という感じです。
トフク・チシンカ ТВК Тишинка , ベラルースキー駅から歩いて15分位 市場だと聞いてホクホクして行ったら24時間営業のさほど広くないスーパー+モールでした。 モールには日本レストランやコーヒー専門店があって大型のミルミキサーやイタリアのラヴァッツア、店舗用の紙コップなどがありプロショップな様子でした。 もともと市場だったのが量販店になっちゃったのか、よくわからないモール。 なぜかフライトシミュレータ屋さんがあったりペットショップがあったり。日本食レストランもありました。
【市場】
- ツ・ドロゴミロフスキー ТЦ Дорогомиловский Google マップ
モスクワのレストランの人が足げく通ってそうな市場で肉類はもちろん、スーパーでは見かけなかった貝類、毛ガニを発見。 生鮮系は高級食材なのかな?という印象で生ハムやチーズなど加工品は輸入物が多く日本と同じような金額でした。 レストランが高めの金額なの、ちょっと納得。 市場の中にベトナム定食屋があってこれが一番嬉しい発見だったかも。店員さんもみんなベトナム人ぽくて味も本格的。
色んなランクのお店をめぐるうちに、日用品にその国のナマの生活がでるなぁ〜っと改めていろいろ考えさせられました。 他の国であれば日本と違うところは「風土の違い」「文化の違い」で通り過ぎてしまいますが、ここではどうしても「共産主義の弊害」を強く感じてしまいます。
長年にわたって単一の(ダメなおっさん的)価値観で受給や設備投資を歪めた罪と弊害はあまりにも大きいなぁ、という印象で一見商品はたくさん並んでいますが中国やベトナムの大量生産なかったらどうなってたのやら?な雰囲気満載。それと、やはり女性の地位が低くこれが原因で色んな遅れがあるのかな?と言うのも感じます。 見た目だけ派手で利便性とか質の部分が付いて来ていなくて我慢するのが当たり前になってそう。不便を知らないといいますか。。
文化的には40年前の日本?というような残念さを感じることもしばしばで、ロシアの人はこのツケをこれからも長年にわたって支払っていくのでしょうし、国家マンセー、プーチン最高!みたいな精神的な後遺症も未だまだ引きずるんだろうなぁ、なんて感じました。写真は地下鉄構内のレーニン壁画(汗